あなたは「使っていないモノ」のために、いくらの家賃を払っていますか?

香川県で片付けサポートをしています、高松市 在住の片付けアドバイザー「三谷正美」です。

いきなり質問です。
あなたは1年間に「使っていないモノ」のために、家賃をいくら払っているかご存知ですか?
使っていないモノのための家賃・・?

そんなことを、気にしたこともありませんよね(*^^*)

よーく、お家の中を見渡してみてください。自分の住居スペースより、モノの住居スペースが広いってことに、なってはいないでしょうか・・

モノが増えて、部屋が手狭に感じだしたら、まず一番に思う事はどんなことですか?
「どうすれば沢山収納できるかな」
「この部屋を物置きにしようか」
「倉庫を借りようかな」
「もっと広い部屋に引っ越したい」
「もっと収納力のある家がいい」


モノを置くスペースを、確保しようと考えませんでしたか。

「何年も使っていないものは処分しよう」と、直ぐに思った方は素晴らしいです。そう思われた方は、頭がスッキリ整理され、常に現状を俯瞰して見ることができている方だと思います。

そのように考えられる人は本当にまれであって、殆どの方がどうすれば、モノを沢山置けるのかと、考え始めます。もっと広い家に住みたいなあ・・と考えだします。

使っていないモノなのに・・そう思うのは何故だと思いますか?
「沢山のモノを持つことで安心できるから」
「今、使わなくても、いつかこのモノが役に立つ時が来る」
「まだ壊れていないからもったいない」
「モノを手放したら思い出まで消えていきそう」
「過去の栄光の証だからずっともっていたい」
「先祖、親、親友、知人から・・頂いたものだから捨てたらいけない」


過去への執着、未来への不安から、思うことは個々それぞれあります。そして、今を見ることを、すっかり忘れて現実逃避しているのです。沢山のモノを持つために、スペースが必要だと思いだします。

しかし、本当の豊かさや、暮らしのグレードを決めるのは、モノを沢山持っていたり、広い家に住むことではなく、家が小さくても、いかにしてスペースを作り、そして、落ち着いた空間で暮らせているかで、暮らしのグレードが決まると私は思っています。

「家に帰るとほっと癒される」
「家に一日中ずっと居たいと思える空間」
想像してみてください。とても幸せ だと思いませんか♪
すご~く贅沢だと思いませんか♡

私たちは戦後のモノがない時代から、モノが命をつなぐと、先祖代々からモノを大切に保管することを継承されてきました。その精神はとても大切なことだと思います。

でも今は、沢山のモノが溢れ、簡単にモノが手に入る時代です。「大切に保管すること」より「大切に使うこと」がもっとも大切だと思います。そして、新しいモノを手に入れるためには、「使わなくなったモノを出す循環が大切」なのです。

私たちは、いまの時代に即した、モノの手放し方を親から、学校から殆ど教わっていないでしょう。親も、学校の先生も、会社の上司も、モノの手放し方は、わざわざ教えてくれません。

それは、誰もモノの手放し方を教わったことがないから、教えることができないのです。なので、殆どの子供は、無意識に親がしているように片付けます。

モノの溜め込みに気づき、このままではいけない!!と自ら方法を学び、積極的に片づけを進めている方もおられます。それに気づけている方は本当に素晴らしいですよね。

昔の時代を今も引きずって、沢山のモノを持ち続けているお家が今も沢山あります。そのお家を想像してみてください。沢山のモノに支配されているお家・・

心が重く感じませんか。息が詰りそうになりませんか。
モノに縛られ 心が、押しつぶされそうです"(-""-)"

お家のスペースは、使わないモノを置くための場所ではありません。落ち着いて暮らせるための「空間」のためにあるのです。その空間で過ごす「目に見えない時間」こそがモノに縛られない、心にゆとり、豊かさをもたらすのだと思うのです。

モノを置くのも空間が必要です。例えばコップ。コップに水が入れられるのは空間があるからであって、いっぱいに満たされていては、それ以上、水を汲むことができません。

タンスだってそうです。モノをしまえるのは、そこに空間があるからです。部屋も同じです。人が快適に暮らしていくには、ストレスなく動くことができる、ゆったりと、くつろげるための空間が必要です。

しかし、モノを置けば置くほど空間は埋まってしまいます。モノに支配されると、モノのために広い部屋に引っ越したいと考えだすのです。そして、モノに沢山の家賃を払うことになっていきます。

前置きが長くなりましたが(*^^*)使っていないモノのために、いくら家賃を払っているのか、皆さまも試算してみてください。

家にある使っていないモノのために、どれくらいの家賃を払っているのか見える化してみましょう。何年も使わないモノのために、払い続けている家賃を知ったら愕然とするかもしれません。

■「使っていないモノ」の家賃 計算式

例えば、3LDK住居専有面積73.40㎡
家賃:85,000円
8畳の部屋が物置状態=12.96㎡
参考:不動産表記では畳み1畳=1.62㎡

①一平米(㎡)当たりの家賃を割り出す
家賃 85,000円÷住まいの広さ73.40㎡
=一平米(㎡)当たりの家賃 1,158(円)

②使っていないモノのあるスペースが何平米(㎡)あるか概算する
8畳の部屋が物置状態だと
1畳1.62㎡×8= 12.96㎡

③毎月使っていないモノに支払っている家賃
上記の①×②
1㎡当たりの家賃 1,158(円)×12.96㎡
=15,007円/月
1年間に180,092円

上記の例でみると、使っていないモノの置場に1年間に約18万円もの家賃を払っています。10年物置きにしていたら、約180万円使っていないモノのために家賃を払っているのです。凄くもったいないと思いませんか。

皆さまも、一度お家の物置きに、いくら家賃を払っているか試算してみてくださいね。

大切なお金を、毎日、毎月、毎年、使っていないモノのために使われていることを再認識してくださいね(*^^*)

片付けは「自分を大切にする第一歩」。お金は自分のために使いましょう♪
モノが多すぎて、片付けたくても片付けられない方は、まずはわたくし、三谷正美へご相談くださいね。あなたに寄り添いサポートさせて頂きます♡

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