「箱膳(はこぜん)」ご存知ですか?そのつど戻す習慣を♪
香川県高松市で「片付け整理収納」にお困りの方のサポートをしています
片付けサポートルンルン♪三谷正美です。
皆様、突然ですが箱膳(はこぜん)て、どのようなものかご存知ですか?
先日、母との会話で箱膳の存在を初めて知りました(#^.^#)
「昔は箱膳でご飯を食べてたな~」と、ぼぞっと言ったので「箱膳て何?・・・」から始まり、どんなものか、教えてもらいました。
箱膳のことを知らない方も、おられると思いますので少しご説明させて頂きます。
まずは箱膳はこのような箱の入れ物です。↓

この箱膳の使い方は次の通りです。
箱膳(はこぜん)は、各自の食器を片付ける箱です。大正時代や昭和初期まで、一般に使われていたそうです。
各自の箱膳の中には、お茶碗、お箸、お碗、小皿などをしまっていて食事時になると、家族のそれぞれが箱からお膳を出し、蓋をひっくり返して食器を並べます。
そして、お碗やお皿にご飯やおかずをよそっていきます。
箱膳の中の食器は、毎日の食事のたびに食器を洗うのではなく、家にもよりますが3日に1回、1週間に1回と言った間隔で洗っていたようです。
いま聞いたら「えー不衛生!!雑菌がいるから体調崩しそう・・」と、思うかもしれませんが、当時はそれが当たり前で体調を崩すこともなかったようです。
普段の生活環境の中で自然と免疫ができていたのでしょう。
ご飯を食べ終わると、使ったお茶碗にお茶を注ぎお茶を飲みます。それは、口の中をさっぱりとさせるとともに、それぞれの茶碗を、きれいにゆすぐことにもなっていたようです。
ゆすがれた茶碗は、ふきんでさっとぬぐって、箱膳にしまい、そのまま棚へ片付けていたそうです。
昔の家庭は礼儀に厳しかったので、畳みに正座が基本の座り方で、家族がそろわなければ箸をつけてはいけない風潮だったようです。今では考えられませんよね(^^)
- 箱膳は、食事のたびに箱から食器を出す。
- 使い終わったら食器を箱膳にしまう。
- 3食3回、出したら、元に戻すの繰り返し。
昔は一事が万事「使った後は元の場所に戻す」が徹底されていたんです。
なので、当然、探しものに手間を取ることも殆どなかったようです。
さて今はと言えば・・・一度きちんと片付けたのに、いつの間にか部屋が散らかってしまっていたってこと、ないですか?
それは使った時、元にあった場所に戻していないからですね(*^^*)
例えば、
- 外出から帰ったら服を脱いで椅子に掛けたままにしていませんか?
- 買ってきた食品を台所の隅に、つい置いたままになっていたことがないですか?
- 郵便物や書類を見たらそのままテーブルの上に出したままにしていませんか?
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「後で片付けよう」と思って置いていたのに、その「後で」が来ないうちに次の作業に移り、また、別の物が使われ、戻されることなく別の場所に置かれたりするんですよね。
なので、お部屋がどんどん雑然としてきます。
物を使ったら必ず元あった場所に戻して一つひとつ完結させるよう意識していきましょう。
この動作が徹底できれば部屋が散らかりにくくなります。
いつも清々しい環境で気持ちよく生活できるようになります♡
使ったら元の場所に戻すことは分かっていている。でも、「モノが沢山あり過ぎて」「片付けの仕方が分からない」と悩んでご相談くださる方も非常に増えています。
ひとりで悩んでストレスを溜め込んでおられます。
片付けができないのは「自分が悪い」と自分を責め続けています。
でも知っていただきたい!!
片付けができないのは、あなただけが悪いのではありません!!
市場に物が溢れ、社会、生活環境、個々価値観なども多様化が進んでいるのに、片付けの仕方は昭和初期の物が無かった時代のままなんです。
今の時代に合った片付け方を親や学校教育などで教わる機会もほどんど無かったと思うのです。
私のサポートを受けて、自分に合った片付けの仕組みを作り上げれた方は、毎日、自分のゆとり時間ができたとイキイキされています。もっと早く片付けの仕組みを作っていたら楽だったなぁ・・とおっしゃいます。
でも大丈夫!!
これからの人生のために、片付けの仕組み作りが大切だと今、気づけたことがラッキー!!
香川県 高松市の整理収納、片付け、モノやココロの断捨離に関心がおありの方はまずは三谷正美にご相談下さいね。